
私が一番最初に購入した USA 製の Spector はプリクレイマー期の NS-2J でした。
プリクレイマー期の NS-2J は 1983年から1985年の3年間しか作成されなかったモデルです。
スルーネックではなくてボルトオンのモデルだったので、おそらく廉価版だったのではと推測されるのですが、3年間の間に二百数十本しか生産されなかったこともあり、プリクレイマー期の NS-2 より NS-2J のほうがプレミアがついていて高かったりすることもあります。
私が最初に手にしたナチュラルの NS-2J はシリアルも無かったので、正確な製造年はわかりませんでしたが、詳しい人に見てもらって、プリアンプはプリクレイマー期の4つのエメラルドグリーンな HAZ Lab 9Vだったので、正真正銘のプリクレイマー期の NS-2J でした。
(聞いた話では、NS-2J はシリアルがないものが結構あったらしいという話らしいです。)
それから、プリクレイマー期の NS-2J はヘッドのSマークがシールというのが多くて、私が購入した個体はそのシールが消失していてました。
(後から白いマークのシールをどこからか持ってきてつけてましたけど(笑))
その NS-2J はナチュラルのメイプルボディでネックが少しワイドな感じでなかなかガッツのある音がする個体でした。たまに弾くとなんだか元気になるような感じのそんなベースでしたね。
そのあと、2013年に限定で発売された NS-2J GT 後藤次利モデルをメインで使うようになったのもあって、2015年にその NS-2J は手放しました。今考えるととてももったいなかったですね。
そのうち、NS-2J GT も手放すのですが、NS-2J GT 自体にはあまり未練はくて、もちろん限定モデルなので今の高騰ぶりを見るともったいないと思わないでもないですが…
やはり最終的にはプリクレイマー期の NS-2J のほうにとても未練があって、
すごく欲しくなりまして、市場価格もかなり高騰してきたのとたまたま程度のよさそうな個体が見つかったので、2024年にこの1985年製の NS-2J を購入しました。
ヘッドのマークはシールではなくきちんと刻印されていましたね。
ネックは NS-2 より薄くて、最初に購入した NS-2 より明らかに幅が細いと感じました。
NS-2J GT も今ではかなりプレミアがついてますが、最近のモデルなので扱いやすいと思うのですが…
やっぱりプリクレとは別物であって、現代の 洗練された Spector NS-2J という感じですかね。
プリクレイマー期の NS-2J はもっとなんといいますか、80年代な音と言う感じでしょうか。
最近でも後藤次利はプリクレイマー期の NS-2J を使っているように、やはり、最後はこいつという感じで、こいつにしか出せない音があるんだと思います。
これは仕方ない話で、どちらが良いとか悪いとかの問題ではなくて、どっちが好きかという好みの問題でしょうね。
あと、前述のネックの話でいうと、プリクレイマー期の NS-2J は総じて NS-2 よりネックが薄いのが特徴です。ただ、幅に関しては少しばらつきがあったように思います。
今、使っている1985年製はナット幅は41ミリですが、最初の NS-2J は43ミリくらいあったと思います。明らかに少し幅広だと感じました。もちろんその分太目でガッツのある音が出てたような気がしますが。
こいつを購入した 2024年 はまだプリクレイマー期の NS-2 や NS-2J は数十万円で買えたのですが、現在では高騰して百万越えもめずらしくなくなりました。
そういう意味では、思い切って2年前この NS-2J を無理して購入してよかったと思います。(まぁ、当時でも決して安くはなかったのですが…)
音は少し大人しい感じはしますが、ネックが薄くてとても弾きやすいです。
PLEKも施されていて弦高も低めな良い状態を保ってます。
それより何より80年代アイドルサウンドでゴッキー(後藤次利)がブイブイ弾いていたころのあの Spector の音が出せる。
80年代大好きな私にはこのベースはそれだけで宝物です。
こいつはたぶん最後まで手放さない、そんなベースになると思います。
プリクレ Spector NS-2J 万歳\( 'ω')/





左「陣幕」 右「雷電」中央「松風」